クワガタ・カブトムシ幼虫の幼虫の成長について:1令~3令幼虫【Shiho的見解 2024年度版】

クワガタムシやカブトムシの幼虫は成長に合わせて脱皮をします。

その都度頭幅や体の大きさが大きくなり、より大きな幼虫へと成長していきます。

 

卵から孵化した後初めて幼虫になるわけですが、この幼虫の期間が3段階に分けられます。

幼虫は脱皮を繰り返し、その都度次の段階に入っていきます。

 

【クワガタ、カブトムシ成長の流れ】

 

卵→1令幼虫→2令幼虫→3令幼虫→蛹→成虫

※令数を齢数という漢字表記で表す方もいらっしゃいますが、意味合いは同じです。ここでは令数と表記させて頂きます。ご了承くださいませm(__)m※

 

【1令幼虫(初令幼虫)】

卵から孵化したての幼虫を1令幼虫、もしくは初令幼虫とも呼びます。
孵化したての幼虫はとても小さくほんの数ミリしかありません。
人間でいうならば赤ちゃんの段階です。扱いは慎重にしましょう。

 

 

【2令幼虫】

1令幼虫から最初の脱皮を行い、次のステージに上がった幼虫のことを言います。

この時期からエサを良く食べるようになります。良質のエサを豊富に与えましょう。

 

 

【3令幼虫(終令幼虫)】

2令幼虫から脱皮を行い次のステージに上がった幼虫のことを言います。

クワガタ、カブトムシの場合、脱皮するのは2回(2令、3令のステージに上がる時)です。

3令幼虫は令数で言えば最後の段階の幼虫ですので、それを取って終令幼虫という呼び方をする事もあります。

1令時、2令時より期間的にも最も長い間継続するのが3令幼虫です。来るべき蛹化~羽化に向かって最終的に身体を作っている大事な時期ですので、エサをしっかりと与えてストレスを与えない管理を心がけましょう。

 

 

 【1~3令幼虫の外見上の違い】

1令幼虫と2令幼虫、そして3令幼虫の外見上の違いですが、まず脱皮直後から頭の幅が全然違ってきます。

頭の幅、「頭幅(とうはば)」という言葉を私たちはよく使っています。

 IMGP8175

幼虫令数比較

【頭幅比較:右から、1令幼虫、2令幼虫、3令幼虫】

 

上記画像をご覧下さいませ。頭幅(頭の幅)の大きさが令数によって全く異なるのがお分かりいただけますでしょうか?

この頭幅はその令数が次のステージに上がるまで変わることがありません。
つまり脱皮直後の頭幅がそのままその令数時の頭幅ということになります。

 

勿論身体は(胴回りや長さ)は時間とともにエサを食し成長していきます。

 

 

IMGP8270

【1令幼虫と3令幼虫の身体の大きさの比較画像】

 

 上記画像のように1令幼虫と3令幼虫ではこんなにも差が出てしまう場合があります。

 

つまり頭幅は令数の最初の段階(脱皮直後)で決まりますが、体の大きさはそれ以降の成長具合によって決まるといった感じです。

どのステージでもしっかりと管理環境を整え、エサを与えてきちんと管理することによって、より大型の3令幼虫(終令幼虫)になり、それが大型の蛹~成虫につながっていきます。

 

如何でしたでしょうか?

クワガタ、カブトムシの幼虫はこうやって成長していきます。

段階を踏まえて大きくなる姿を見て行くのは飼育者にとってはとても楽しいものですよね。

皆さんも色々な工夫をしながら、より大きな幼虫を育ててはみませんか?^^

 

※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

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2024年12月17日

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